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GRADUATE'S
卒業生の紹介

草深 紋子さん

4 期生 ライセンス取得コース卒業
株式会社デコレートデザイン・トミー
大阪府出身。ファッション雑貨の販売職に携わりながら、JDCA にて就学を始める。卒業後にディスプレイクリエイターのライセンスを取得。日本ディスプレイクリエイター協会の会員として、さまざまなセ
ミナーやイベントにも積極的に参加。現在、株式会社デコレートデザイン・トミーに所属し、3年目。

卒業生に聴くスクールで学んだ仕事の基礎力

お客さまの心を動かすディスプレイの魅力にひかれて

現在、デザイン事務所である株式会社デコレートデザイン・トミーに所属し、ディスプレイクリエイターとして活躍している草深紋子さん。老舗の有名洋菓子店や和菓子店のディスプレイを、年間を通して任されています。「仕事をしていて一番やりがいを感じるのは、ディスプレイの設置が終わった後に、お客さまから『次のシーズンは秋だね』などと言っていただけるときです。継続的に仕事ができるのは、信頼していただいているからこそ、だと思います」
充実した日々を過ごしている草深さんは、どんな出来事をきっかけとしてディスプレイクリエイターを目指したのでしょうか。「ファッションの販売をしていたとき、私がコーディネイトした服を気に入ってくださったお客さまから『あのマネキンの着ている服を、全部ください』と言われたんです。それがとてもうれしくて。見せ方によってお客さまの心を動かすことができると分かり、『ディスプレイの力ってすごい!』と感じるようになりました。それで『ディスプレイをしっかり勉強したい』と考えていたところ、ジャパンディスプレイクリエイターアカデミー(以下JDCA)のことを知りました」

グループ制作の授業は仕事の現場そのものでした

数あるスクールの中でJDCAを選んだ決め手は、「半年なら仕事をしながら通える」と考えたからなのだとか。「入学してみると、自分と同じようにディスプレイクリエイターを目指す仲間がたくさんいました。今でも連絡を取って励まし合える大切な存在と出会えたのは、JDCAのおかげです。また、併設されている横浜ディスプレイミュージアムには、第一線で活躍されている方が仕入れにいらっしゃるので、『今、旬なクリエイターはどういうものを選ぶのか』といったこともリサーチできました」
草深さんがもっとも思い出深かった授業はインストアディスプレイレッスンでのグループ実習だそう。数人のメンバーとともに「ガーデンウェディング」というテーマで、ディスプレイミュージアム内にある売場の演出ステージを作り上げました。「みんなの熱い思いを良い方向に転化してディスプレイを仕上げていくのは、非常に貴重な体験でした。実際の仕事の場面でも、アイデアを出し合いながら協調性をもって進めていくことが重要なので、このときの経験が活かされています。改めてJDCAの授業は、即実践できるカリキュラムが組まれていたことを実感しました」

 

デコレーターのアシスタントがディスプレイの世界への第一歩

一線で活躍している講師陣から学ぶことで、ディスプレイの世界が想像以上に幅広いことを知った草深さん。授業が進むにつれ、「何がしたいのか?」とあらためて自分自身に問いかけるようになりました。「先生方に自分の進路について相談をしてみたところ、『デコレーターのアシスタントから始めてみたら?』と、デコレーターさんを紹介いただいたんです。これがディスプレイ業界への初めの一歩でした」
草深さんは販売の仕事を辞め、3年ほどデコレーターのアシスタントを続けました。「デコレーターさんがスムーズに作業を進められるように、サポート業務を一手に引き受けていました。アシスタントはショーイングの完成をいち早く見ることができるので、できあがりを詳しく観察して、ものの配置の仕方など自分なりに研究しました」
その後、草深さんはディスプレイの現場で経験を積んでいきました。だた、現在の会社に入社するまでは、不安を抱えていたそうです。「仕事は安定していなかったので、先のことはまったくわかりませんでした。でも『あきらめるのはいつでもできる。やれるところまでやり切ろう』としぶとく続けたんです」

 

仕事の現場でも活用したJDCAのテキスト

デコレーターアシスタントから出発して6年後。草深さんは一緒に仕事をしていたデザイナーの紹介で、ディスプレイクリエイターとして株式会社デコレートデザイン・トミーに入社しました。「それまでは製作や設置・ショーイングという部分的な仕事が多かったのですが、この会社ではプランから任されるようになりました。学校でディスプレイワークの全てを学んだので、当時のことを思い出して、テキストを何度も読み返しました」JDCAのオリジナルテキストは、卒業後も大いに役立ったそうです。
そして、デコレートデザイン・トミーは、何十年もお付き合いしているお客さまもいらっしゃる会社です。「先輩方が長年、信頼を積み重ねてきたからこそ、お付き合いいただいているお客さまばかりです。だから、私が仕事を引き継いだときに会社のイメージを損なわないよう、気を引き締めて仕事に臨みました」
今は直接「草深さんにお願いしたい」とご指名いただくほど、お客さまから信頼されています。今後、さらなる飛躍を目指す草深さんに、これからの目標を話してもらいました。「井上社長はディスプレイ業界の歴史も踏まえながら今のトレンドをキャッチする方なので、1つでも多くのことを吸収していきたいですね。そしてお客さまとの打ち合わせからすべて1人でこなせるプロフェッショナルになりたいです」