ディスプレイのヒト、モノ、コトをつなぐ JDCA

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MESSAGE
講師からのメッセージ

田中 秦一

魅力を最大限に引き出すことが重要!

好きなことを仕事にしたいと考えていました。

子供の頃より、好きなことを仕事にしたいとうい気持ちを持っていました。工作や絵を描くことが好きだったこと、ちょうど個性的なイラストやデザインが広告や公募展に出始めた頃、グラフィックデザイナー、イラストレーターを目指し、デザインの専門学校に進みました。専攻はグラフィックデザインでしたが、パッケージデザインや学院祭でのモニュメント制作など立体物や、その素材に興味を持つようになっていきました。
そして、たまたま見つけた求人のディスプレイデザイン会社に就職。何もわからないままディスプレイ業界に入っていきました。ディスプレイについて知識のない中での仕事は、毎日が新しいチャレンジの連続で、失敗も多々ありました。時間のない仕事や、クライアントとの打合せからプランニング・製作・設置まで、ほとんど全てを自社でこなす仕事も多く、徹夜になってしまうこともよくありました。 そんなプレッシャーの中で大変なことは多くありましたが、それも今では全てが大切な経験だったと感じています。 十数年仕事をした頃、ディスプレイという仕事に何か疑問を感じるようになり会社を退社。他業種のアルバイトをしながら、写真の学校に通って作品制作に没頭し模索していた時期もありましたが、ディスプレイという仕事に対しての自分の中の疑問は、ディスプレイという仕事を通して見つめていくこと、取り組んでくことだと考え仕事を再開しました。

魅力を最大限に引き出すことが重要!

ディスプレイの仕事で同じ仕事はありません。商品が同じものでも、打ち出し方、季節や期間、スペース、予算、その時代のトレンドなどで、プランの考え方や制作方法は異なってきます。与えられた環境の中で、商品の良さ、魅力をいかに興味を持って見てもらえるか、伝えられるか、そして喜んでもらえる空間を演出できるかは、クリエイターである私たちが、ディスプレイの意図を明確にし、商品をいろいろな視点から見て探り、魅力を最大限引き出すことにあると思います。そのためには、クリエイターの視点からだけでなく、ユーザーの視点などいろいろな視点を持つことが大切でしょう。それにはクリエイター自身のさまざまな経験が大切で、一見ディスプレイに関係がないと思えることの中にも役立つことはたくさんあります。経験したこと、興味のあること、好きなことなど、日々の生活の中のいろいろなことに眼を向けることで、ディスプレイにいかせるものがおおいにあると思います。

いろいろな経験を持つ仲間との出会い

現在の仕事にディスプレイをプラスして仕事の幅を広げようと考えている方、新たな仕事としてディスプレイにチャレンジする方、それぞれの目的でJDCAに入学されると思いますが、JDCAでディスプレイの創造する楽しさを共に体験した仲間との関係は、卒業後は信頼できるブレーンとして続いていくでしょう。ディスプレイの仕事はディスプレイだけにとどまらず、展示会や店舗デザイン、時には商品開発のアイディアなど、いろいろな分野に広がり繋がっていく機会もあります。そんな新しいチャレンジも仲間とのつながりで、可能になるかもしれません。 私たち講師も同じディスプレイクリエイターとして、いろいろなことにチャレンジし続けていきたいと考えております。見ている人が笑顔になるようなディスプレイが街にあふれるといいですね。