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MESSAGE
講師からのメッセージ

本間 るみ子

趣味からはじまったフラワーデザイナーへの道

趣味からはじまったフラワーデザイナーへの道

学生の頃の専攻も、その後の就職先も、今の仕事にまったく関わりのない環境にいました。その私がフラワーデザインに興味をもち、生涯の仕事にしていきたいと考えるようになったのは、20代の頃に4年間滞在していたイギリスで、趣味として始めたドライフラワーアレンジメントとクラフトがきっかけでした。
まだ英語での会話もうまくできない頃から丁寧に教えてくださった先生の紹介で通いはじめたフラワーデザインのコース。そこは、デザイナー養成のための職業訓練校のフラワーアレンジングコースでした。
いまにして思えば、授業内容はとても実践的でした。デザインを起こす基礎を学ぶことから始まり、デザイン概念の講義の後は、花材選び。そして、コンディショニングからデザイン制作へと続きます。そこではまさに、講義内容の理解力、技術とオリジナリティが問われるのです。試験もまた、実際に飾る空間を想定し、デザイン~プレゼン書類作成~時間内の制作と実際の仕事を想定した内容でした。 コース終了したときには、多岐に渡る知識と技術が身についていましたし、それまで夢中で勉強をしてきた私が「帰国後にはフラワーデザイン関連の仕事をしてみたい」と思うのは、ごく自然なことだったのです。

花とディスプレイのコラボレーション

フラワーデザインの業界はとても大きく、すでにたくさんの魅力あるデザイナーが存在しています。その業界でオリジナリティを出すために、仕事を始めた当時から、フラワーデザインに「何か」を掛けあわせることを考えていました。ディスプレイとコラボレーションするというアプローチを模索し始めたときは、仕事の幅が広がると直感しました。もちろんそれは、今までにない新鮮さも合わせ持っていたのです。
ディスプレイにおけるフラワーデザインは、商品を引き立たせたり、魅力的に見せたりする役割があります。また、空間を華やかにし、カラーコーディネイトすることで心地よい雰囲気を作ることもできます。
すべての仕事にはクライアントがいますし、必ずしも自分の好きなようにはできるわけではありません。でも、空間作りには無限の可能性があります。自然と笑みがこぼれたり、思わず立ち止まったり、前後のことを忘れてしまうような瞬間を感じたり。いろいろな形で他の人が空間を共有してくれるのです。私自身も「そこに身を置いた人が、心地良く感じてつい長居してしまうような空間」を今後もたくさん創造していきたいと思っています。

クリエイターの仕事の魅力を伝えたい

ディスプレイの現場では、ひとつの目的のためにさまざまな分野のクリエイターが関わります。一緒に作りあげていく過程、そして、作りあげたときの達成感は何ごとにも変えられません。JDCAを通じて、その仕事の魅力を多くの方に知っていただけるのは、私にとっての喜びでもあります。 昔、イギリスで自分が教わる立場だった頃に肌で感じたこと、経験したこと、知り合った先生やクラスメイトたちは、いつになっても私の最大の宝物です。JDCAの受講生の方々にも同じような経験をし、同じように感じていただけるよう、授業の内外を問わず私の持っている知識、技術、経験のすべてを提供したいと思っています。ぜひ皆さんもJDCAでさまざまなことを吸収し、その後の人生を彩る宝物を見つけてください。